日本の健康寿命は、諸外国に比べると長くなっています。
医療体制が整っているため、高齢者でも健康状態が良いことが健康寿命が長くなっている要因だと考えられます。
既に健康寿命は長い状態にありますが、さらに健康寿命を1歳以上延ばすという目標を政府は掲げています。
この「健康寿命を延ばすこと」を達成するためには、医療機関に頼るだけでは限界があるでしょう。
個人でも、健康に関する取り組みを行うことが重要です。
例えば生活習慣病の改善は自分でも取り組める問題の1つです。
食生活の改善や運動不足の解消、睡眠をしっかり取るといった行動を取るだけでも、生活習慣病は改善できる可能性が高いです。
「何故生活習慣病を改善しなければならないのか」という疑問を持つ人もいるかもしれません。
健康と生活習慣病は密接な関係にあります。
生活習慣病を患ってしまうと、脳卒中や心筋梗塞といった死亡リスクの高い病気を発症するケースが多いと言えます。
そのため、生活習慣病を改善すれば健康な状態を維持しやすくなり、健康寿命も延ばすことができるでしょう。
また、生活習慣病は大人だけの病気ではないことを知っておくことも大事です。
食生活が良くない場合や運動不足になっている場合、子どもでも生活習慣病を患う可能性が高くなります。
そのことを考えると、子どもの頃から規則正しい生活を送れるように親がサポートすることを徹底する必要があるでしょう。
全ての人が生活習慣病のリスクを考えながら生活すれば、日本の健康寿命はさらに延びる可能性が高いです。